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2009年01月26日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
「よぉ、あんたを探してたんだ。」
その日、少し遅めの昼食を取っていた時だった。
相変わらずセンスの無い服装だな、と思いその男を見上げた。

Shajaf。
冒険者に仕事の仲介をしている男だ。
「プーク退治してもらったおかげで、依頼主からえらい感謝されてよぉ!
 あんたの評判がなかなか良かったんで、もう一つ頼まれてくれないか?」
話だけ聞きながら、むしゃむしゃと食事に勤しんでいた。
メニューは王国風オムレツとサンドリアティー。少し優雅な気分になる。
「ま~た化け物退治かい?」
のんびり食事を楽しむ時間を邪魔され、ネコはきつめに返事をした。
「ナシュモって町を知ってるだろう?そこの漁師からの依頼でさぁ…。
 まぁ、あんたの言うとおりモンスター退治なんだが…。」
興味が無さそうなネコの返事に、Shajafは言葉を詰まらせた。
「話だけなら聞いてあげるよ。」
食事を終え、満腹になったネコは食後のサンドリアティーを啜りながらShajafを見た。


「ナシュモの北側のタラッカ入江ってとこで、でっかい魚のモンスターが住み着いたらしい。
 そいつは魚はおろか人まで襲って住民は困り果てている。
 そこでだ。冒険者の力を借りたいって寸法さ。」
「でかい魚ってどんなやつだぃ?何か特徴はあるのかい?」
ネコがやや興味を持ったと感じたShajafは、にやりとしながら続けた。
「町のやつらはAngler Orobonって呼んでる。人の3倍はあろうかというでかさだ。
 アゴの下に三日月の形のキズが…っぐは!」
「なんだって!!」
Shajafの話の途中でネコは彼の襟元を掴み詰め寄った。
「何て言った!?アゴの下にキズだって!?」
「く、くるしいっ!…そ、そうだ、アゴの下に大きな三日月のキズがあるんだっ…。」
ネコはShajafから手を放し、ぼぅっと遠くを見つめていた。
そして、ふるふると体を震わせたかと思うとShajafにこう言った。
「その依頼、引き受けた!」



―――3年前。

マウラから西アトルガン地方へ初めて訪れたその日。
ネコは外洋航路で釣りをしながら、のんびりとアトルガン白門を目指していた。
釣り糸を垂れてから長い間当たりが無かった。
今日はダメだな…。と思い竿を片付けようとした時、大きな引きがあった。
あまりの強い引きに体ごと持って行かれそうになったが、空腹のネコは
逃がすものかと、必死に竿を引いた。
と、ふっと引きが弱くなり、逃げられた!?と海面を見た次の瞬間…。
どぉーーん!!と激しい水しぶきを上げながら、それは大きなモンスターが甲板に
現れた。怒り狂ったような眼でネコを睨みつけ襲いかかってきた。
不意をつかれたネコは大ダメージを受け、やられる…!と覚悟した。
「しかしっ!」
体力が無くなる前に放った渾身のダンシングエッジが、モンスターのアゴにヒットし
大きな三日月のようなキズを付けた。
激しい痛みに悶えたモンスターは、その尾びれでネコを打ち倒し海中へと逃げて行った。
全身を強く壁に叩きつけられたネコは、失神したままアトルガン白門へと到着した…。

それ以来、ネコは時間があると外洋航路で釣り糸を垂らし、再びヤツが
現れるのを待っていた。



―――タラッカ入江。

年中霧に覆われ、陽の光はほとんど差し込まない。
そのせいか、辺りには座礁した船の姿もまばらに見える。

一人で行くとネコは言ったが、無理だとShajafは返した。
精霊魔法に長けた冒険者がいるので、あんたも黒魔道士でパーティに加わると良い。
納得のいかないネコを尻目にShajafは通信用のリンクパールで仲間を呼んだようだった。

入江のある地点で、エサのコカトリスの肉を仕掛け、現れるのを待った。

Angler Orobon2


どれくらい時間が経っただろうか。
波音だけが聞こえ、軽い睡魔を覚える頃、仲間の一人が立ち上がった。
「来たよ…。」
全員がモンスターとの距離を詰め、様子を見る。
『あんにゃろう…。』
ネコは一人メラメラと闘志を燃やしていた。元々負けず嫌いな性格であった。
「行くよ!」
赤魔道士のタルタルが先陣を切って走り出す。
そして重力の魔法をAngler Orobonに浴びせた。

Angler Orobon

決着をつけてやる!ネコは氷の魔法の詠唱に集中した。
仲間も精霊魔法もどんどんAngler Orobonに浴びせ、体力を削っていった。
魔法が当たる度に、Angler Orobonの鱗が剥がれ落ち、肉の焦げる匂いがした。
「あの時の仕返しだよっ!」
ネコは決着をつけるがごとく、雷の古代魔法の詠唱に入った。
それに気づいたAngler Orobonがネコに向かって突進してきたが、仲間の氷魔法に
その道を遮られた。
「とっどめぇぇ~!!」
古代魔法バーストⅡがネコの手から放たれ、Angler Orobonに直撃した。


―――静寂。

そこには仲間の喜ぶ顔と、一つの大きな黒コゲのアンコウが横たわっていた。
確かにShajafの言うとおり、一人では無理だっただろう。
大きな達成感を噛みしめたネコは、仲間に感謝の気持ちを伝えアトルガン白門へと
帰って行った。


数日後、Shajafからの報酬の宝箱が届いた。

takara

中身を確認したネコは、Shajafを探し出し、一発殴るのであった…。





実話を元にした妄想話です。
初めてアトルガン地方へ行く時に、釣りをしてオロボンを釣ってしまい
負けちゃった話を絡めてみました(´・ω・)
コカトリスの肉でオロボンは釣れません。。。戦利品は…。



[2009.01.26(Mon) 16:31] 盗るネコ一味Trackback(0) | Comments(0)
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