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2009年02月08日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
南国の地、カザム

エルシモ島の玄関口となるこの街はミスラ自治区であり
族長のジャコ・ワーコンダロを中心とした自治運営である。
ただし、いわゆるミスラの本国はここではなくさらに南方に存在する。
当然ミスラが多く住んでいるが、街の至る所をオポオポが闊歩しているのも特徴的。

カザム

なお、カザム(Kazham)をガザムと記憶違いをしている冒険者は意外にいたりする。

                                      FF11用語辞典より引用



白ネコは、バカンス目的でこの地を訪れていた。
ここ最近あちこちを走り回り、ちょっとお疲れ気味だった為である。
「あ~、よく寝た…。」

バカンス1

今日も良い天気に恵まれ、白ネコは上機嫌だった。
暖かい日差しの下で、のんびり釣りでもして美味いものを食べよう…。

バカンス2

港の桟橋でボケーっと釣り糸を垂らしていた時だった。


「大変、たいへ~~ん!!」
小柄な体からとは思いつかないほど大きな声をあげ、一人のミスラが
飛空艇乗り場前の広場で叫んでいた。
道行く人は、何だ何だと集まりだし、白ネコもまた気になって様子を伺ってみた。

飛空艇前広場

「族長のジャコ・ワーコンダロ(Jakoh Wahcondalo)様が、大事にしてた
 指輪を失くされちゃったニャ~!
 見つけた人にはご褒美をくださるそうニャ~~!」
小さな鼻をピクピク、とんがった耳をピコピコさせ、そのミスラは声を張り上げた。
ご褒美という単語にものすごく興味を持った白ネコは、更に詳しく
話を聞いてみることにした。もはやバカンスそっちのけである。


族長のお世話係というそのミスラは、観衆を前に話を続けた。
「詳しい話は族長様が直接お話しするそうニャ~!
 みんなの力を貸してくださ~~い!」
何人かの興味を持った人たちが、そのミスラに案内され
ぞろぞろと族長の家に歩いて行った。
もちろん列の最後尾には、白ネコもちゃっかりいた。


「集まってくれてすまない。」

ジャコ・ワーコンダロ(Jakoh Wahcondalo)は落ち着いた様子で話しだした。
他のミスラとは違い、族長らしいどっしりとした風格が漂っていた。

ジャコ・ワーコンダロ(Jakoh Wahcondalo)

「先日ユタンガ大森林に狩りに出かけたのだが、少し夢中になってしまった。
 獲物のクアールを追いかけているうちに、森のかなり奥の方まで
 足を踏み入れてしまってな。恐らくその時に落としてしまったと思うのだが…。」
Jakoh Wahcondaloは右の指に装備している指輪を冒険者たちに見せた。
「これの対になる指輪を探してきてほしい。礼はする。」
やや低い声でJakoh Wahcondaloは言い、椅子に腰かけた。




ユタンガ大森林は、歩いて回るには相当な広さである。
その広大な土地で、一つの小さな指輪を探すとなるとかなり
骨が折れるだろう。
白ネコは地図を頼りに、Jakoh Wahcondaloが移動したと思われる道を
歩いてみた。
オポオポらしき猿の鳴き声がし、見慣れない巨大な花が道を遮る。
南国独特の気温の高さに、白ネコは額の汗を拭った。
情報が少なすぎるな…。寄ってくる小さな虫を手で払い空を見上げる。
覆い茂る木々の葉から陽の光がちらちらと差している。

ユタンガ大森林

まいったな…。その場に座り、どうするか考えてみた。
他の冒険者もあちこち探しているだろうから、もう見つかってるかもしれないな。
持ってきた蒸留水を飲もうと鞄から出したとき
手が滑ってそれを崖下へ落としてしまった。
カラカラと音を立て落ちていく蒸留水を目で追い、しまったなぁと呑気に思っていた。
すると、その目で追った先にうねうねと動くものがあり、白ネコはビクッとなった。

大きなモルボルだ。
そのモンスターは厄介な攻撃をしてくるので、冒険者たちからは敬遠されがちだ。
モルボルは落ちてきた蒸留水に気がつき、次に白ネコの姿を捉えた。
見つかった!白ネコはすかさず身構え短剣を抜いた。

Rose Garden

そのモルボル、Rose Gardenは臭い息を吐き出し白ネコに襲いかかってきた。
体が麻痺し、激しい目の痛みに視覚を奪われたが、Rose Gardenのつるを全て
切り落とし勝利した。





何の収穫も無しにカザムへ戻った白ネコは、Jakoh Wahcondaloのところへ向かった。
何人かの冒険者もいたが、皆見つけられなかったようだ。
族長の家の扉を開け、報告に来た白ネコにJakoh Wahcondaloは
微笑んで労ってくれた。
あ~、報酬欲しかったなぁ、とガッカリしその場を去ろうとした白ネコの前に
あのお世話係のミスラが息を切らせて走ってきた。
「み、見つけたニャ~!ゆ、指輪ぁ!」
その手には確かにそれらしき指輪があった。
「おぉ、どこで見つけたのだ?」
Jakoh Wahcondaloも驚き、ミスラに尋ねる。白ネコも話を聞いてみた。
「どこもなにも、族長様のベッドに下に落ちてたニャ~!
 お部屋をお掃除してたら見つけたニャ!」
周りの付き人も白ネコもJakoh Wahcondalo本人も、皆驚きの余り声を失った。

「は…ははは!そうか!そんなところにあったのか!」
声をあげ大笑いするJakoh Wahcondaloに、白ネコは大きく落胆した。

今までの苦労は…。報酬も無しかぁ…。

ガッカリ



白ネコのバカンスは、こうして水の泡と化した。







Rose Garden
 ヴィルマリング (指 INT+1 MND+1 CHR+1 25HPをMPに変換 Lv40~ All Jobs)

ノードロップ…(-_-)

[2009.02.08(Sun) 09:50] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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