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2009年02月21日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
次の日


白ネコはLutoと落ち合うべく、ジュノ上層の
とある路地裏へと向かった。
高い建物が密集しており、朝でも薄暗かった。
合流地点に到着すると、Lutoはすでにそこにいた。
「!?」
白ネコは歩みを止め、短剣の柄に手をおいた。
Lutoの後ろにもう一人、男がいたのである。
「そいつは誰?」
警戒しながら白ネコはその男を観察した。
頭からすっぽりフードを被り、顔は見えにくかった。
「ご苦労さま。安心して。ほら。」
Lutoは右手をあげ持っていたロープを見せてみた。
その先は手を後ろに回した男に繋がっており
どうやら自由を奪っているものだと分かり白ネコは
警戒を解いた。
「今は昏睡薬で眠ってるわ。で、どうだった?」
白ネコは懐から、拝借してきた宝石をLutoに手渡した。
「ん、ん~?こんなだっけ?」
その宝石をじろじろ見つめ、Lutoは首を傾げた。
白ネコはそんなLutoを余所に、そこで眠っている男が気になっていた。
「あぁ、そいつね。ほらッ!いつまで寝てんの!」
ガスっ!!
Lutoの容赦ない蹴りに男は目を覚ましたようだった。

男










「て、てめぇ…。」
男は頭を振りLutoを睨みつけた。
「いろんな薬品を使ったから、体が麻痺して動かないでしょ?
 観念なさいっ!」
ニヤニヤ笑いながら男を見下ろすLutoに、白ネコは
質問してみた。
「こいつは?」
「っとね。こいつが今回の騒動の原因。」
「捕まえたんだ!?」
目を丸くし、驚く白ネコにLutoは得意げに語った。
「わたしの情報網を甘く見ないでほしいわ。
 ある筋から得た情報を元に探してて、昨日見つけたの。
 色気使ったらホイホイついてきたわ。バカねぇ。」
尻尾をピンと張り、Lutoは偉そうである。
「でもね、ちょっとアレなのよねぇ…。」
Lutoはその男を見下ろし、ふぅっと息を吐いた。
「こいつ、被害者の娘の父親なのよね。」
「えぇー!?」


男は観念したのか、徐々に喋り出した。
聞いていた白ネコも呆れ顔をした。
「つまり、こういうことね。
 奥さんに先立たれ、仕事もうまくいかずフラフラする毎日だ。
 酒を買うギルもない。生活のためあの娘が大事に
 持ってるこの宝石を売れば良い酒が飲めると思った。」
男はそっぽを向き、へらへら笑っていた。
「それで、ある盗賊集団の仲間になって今回の
 事を起こしたのね。呆れて物も言えないわ。」
お手上げの仕草をし、Lutoは空を仰いだ。
「あなたねぇ、自分の娘の幸せを考えないの?」
Lutoは目線を男と同じにし、じっと睨んだ。
白ネコは、先ほどからニヤニヤする男のことが気になっていた。
何か隠してるな…。
短剣を抜きながら男に近づき、その目を見た。
「さっきから何がおかしいの?」
「へへへ…。」
Lutoもそれに気づいたのか、白ネコの行動を見守った。
「あんたたちが何者か知らねぇが、そいつは
 真っ赤なニセモノさ。本物の宝石はもうここにはねぇ。」
Lutoの持っている宝石を見て男は更にニヤついた。
「どういうこと!?」
白ネコは男の胸ぐらを掴み、手前に引き寄せた。

「あの宝石店に売ったのは、紛れもなく本物だったが
 その日の夜に忍び込んですり替えておいた。
 つまりあんたらは偽物を偽物に取り換えただけさ。」
Lutoも驚き、持っていた宝石を確かめてみた。
「じゃ、これも珊瑚のかけら?どうりでさっきから
 違和感があったのよねぇ…。」
Lutoはその宝石を白ネコに放り投げ、ガッカリしたようだった。
それを受け取り白ネコも確かめてみた。
本物を見たことがなかったとはいえ、騙されたとわかり
だんだんと怒りが込み上げてきた。
「あなた、彫金師でしょう?区別できなかったの?」
爪を削りながらLutoは白ネコに嫌味を言った。
「あたしは骨細工はやってないからね。珊瑚のかけら
 専門外だよ。それにLutoだって間違えてたじゃない。」
そう言われると言い返せないLutoだった。
白ネコは男に短剣を突きつけ、厳しい顔をした。

「で、本物はどこにあるの?」
短剣を男の頬にあてる。男は脂汗をかきながら
口をパクパクさせた。
「正直に言わないと、娘さんに言っちゃうわよぉ。」
Lutoも白ネコの真似をし、屈んで男を睨みつけた。
第三者から見ると、カツアゲをするチンピラである。
「た、頼む!娘にだけは言わないでくれっ!」
男は必死の形相になり二人に懇願した。
「早く言いなさい。この白ネコさんの短剣が
 あんたの自慢のおヒゲを顔からじゃなく
 首から剃っちゃう前にね!」
Lutoの意外な性格を発見し、吹き出しそうになった
白ネコだった。
「あれは、クフタルの洞門にあるアジトに運んだ!
 お頭が気に入ったんで持っていったんだっ!」
「それは本当ね?」
白ネコは念を押し聞き返した。
「本当だ!あれは、エンゼルスキンはそこにあるっ!」
男を掴んでいた手を離し、Lutoに振り向いた白ネコは
短剣を収め歩き出した。
「さっそく行くの?」
男を立たせLutoは白ネコの背中に言った。
「ちょっとひとっ走り行ってくるよ。そいつのことは頼むよ。」
「任せといて。責任持ってガードに差し出しておくから!」
「み、見逃してくれるんじゃないのかよ!?」
男は慌ててロープを振りほどこうとしたが無駄だった。
「あたりまえじゃない!罪は償わないとね。」
Lutoに引きずられながら男は叫んだ。
「お頭のペットのじぇにふぁーちゃんにやられちまえっ!」
白ネコはそんな叫びは気にもせず、一路ヴォルボー地方へと旅立った。


                                    つづく!




※なーんかいろいろ穴がありそうな妄想話ですが、スルーで一つ( ´∀`)



 
[2009.02.21(Sat) 09:23] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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