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2009年02月22日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
ざっくざっく…。

その洞窟は、一面砂地で走りにくかった。
少し息切れしたので立ち止まり、後ろを振り返る。
今来た道には自分の足跡が残っているが、それも
しばらくすると風が埋めていく。
どこか潮の香りがするということは、海が近いのだろうか。
しばらく休憩し、再び奥へと走り出す。

クフタルの洞門1

ここにはたくさんの生き物が住んでおり、カニや巨大なクモ
爬虫類のようなモンスターもいた。
白ネコはその生き物たちには目もくれず、どんどん奥へと
進んでいった。
ただ闇雲に進んだわけではない。こういうところにアジトを
構えるとなると、大抵奥地の入り組んだ所や、近くに水が
あるところが多い。
そう考えていた白ネコは、とにかく前へと進むようにした。

しばらく進むと、水の跳ねる音が聞こえた。
こんな砂地の所に水が湧き出ている?

クフタルの洞門2

水際は不自然に踏み固められ、何かの生活跡が感じられた。
白ネコは辺りを見回し、近くの壁に窪みがあるのを見つけた。
「見つけた!」
短剣を抜き、恐る恐る中へと侵入していった。

そんな白ネコを水中からじっと見つめる何かがいたことを
このときは気がつかなかった。

クフタルの洞門3



その中はやや大きな空洞になっており
いろんな雑貨や箱が置いてあった。
その奥にランプの光だろうか、ぼんやりとその明りに
照らされて影が揺らめいていた。
白ネコは物陰に隠れながら、じわじわと進み
様子をうかがってみた。
男が一人、椅子に座ったまま眠っていた。
机には何本かの酒の瓶が転がっており、その匂いに
白ネコはイヤな顔をした。
気づかれないようその男に近づき、そして背後から
抵抗できないよう抑えつけた。
「ぐぅっ!」
突然襲われた男は驚き、じたばたしたが白ネコは
側にあった綱でその男を縛り上げた。
「油断し過ぎね。そんなんじゃ盗賊失格よ。」
男は抵抗を諦め大人しくなった。

「あんたが盗賊のお頭?」
白ネコは男を座らせ尋問した。
男は怯えながら、ろれつの回らない口調で話しだした。
「お、おらぁ、ここで世話になってるただの下っ端だよぉ。」
まだ混乱しているのか、焦点の定まらない目を白ネコに向けた。
必死に訴える男に、白ネコはウソはついてないなと感じた。
「じゃあ、ここの頭はどこにいるの?」
「い、今は仕事で出払ってるよ…。どこに行くかは
 おらには教えてくれなかっただよ…。」
なるほど、頭本人は足を残さずいつでも逃げられるってことね。
白ネコは一人納得し、部屋を物色しだした。
「ねぇ、あなた。ここにエンゼルスキンって宝石あるの知らない?」
部屋の箱を漁りながら男に聞いてみた。
乱暴はしないとわかった男は、少し落ち着き頭を捻った。
「ん~?なーんか聞いたような名前だべ…。」
「あなたのお頭が気に入って、ここに持ってきたって聞いたけど。」
部屋中探してみたが、それらしいものは見つからなかった。
そして、再び男に近づき短剣をちらつかせた。
「ウソ言ってたら、どうなるか…。わかるよね?」
「ひぃっ!い、今思い出すよぉっ!!」
男はあぁでもないこぅでもないと唸っていたが、ふと思いついたらしい。
「あ、思い出したべ。あれは確かじぇにふぁーちゃんにあげたような…。」
「じぇにふぁーちゃん?」
そういえばあのヒゲの男も言っていたな…。
白ネコは気にも留めてなかったが、詳しく聞いてみることにした。


「そこに池があっただろ。あそこにお頭が可愛がってるペットが
 いるんだべ。そのペットに似合うからってお頭があんたが
 探してるえんぜるなんちゃらをあげてたのを見たべ。」
早口で喋る男を見ながら、白ネコはため息をついた。
またややこしいことになってるな…。
男はそんな白ネコを見て、更に話し出した。
「そこにじぇにふぁーちゃんの好物の肉ダンゴがあるから
 それでおびき寄せればいいだよ。」
白ネコはその肉ダンゴを手に取り、男の縄を解いてやった。
そして道具袋の中から発火薬を取り出し辺りにばらまいた。
「な、何するだ!?」
男は慌てて止めようとしたが、白ネコに一掃された。
「ここは焼いておくわ。あなたも遠くへ逃げなさい。お頭の目が
 届かないところにね。ペラペラ喋っちゃったあなたを
 生かしてはおかないと思うから。」


男を先に逃がし、白ネコは火を放った。
勢いよく燃える隠れ家を後にして、池の方へと向かった。
そして持ってきた肉ダンゴを池に投げ入れてみた。
コポコポと音を立て沈んでいくそれを見届け、白ネコは短剣を
抜いておいた。
しばらくすると泡が立ち、水しぶきを上げながら何かが飛び出てきた。

クフタルの洞門4

それは大きな魚だった。
これじゃないな…。白ネコは襲いかかる魚を倒し
どんどん肉ダンゴを投げ入れるのであった。




                                               つづく!
[2009.02.22(Sun) 09:44] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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