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2009年02月26日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
落ち着きを取り戻したエルヴァーンの青年は
椅子に座りなおし、ぽつりぽつりと話しだした。

「妖精さん達は喋ることはできませんけど
 あの子とは何故か意思の疎通が出来たと思うんです。
 傷が癒えるまでに、あの子といろいろ会話したんです。
 この森にあるたくさんの生き物や草花のこと…。」
じっと机を見つめ話す青年に、白ネコも黙って聞いた。
「ようやく体も動かせるようになり、僕は森を出る決心を
 しました。このままそこにいることは許されないと
 思ったんです。
 旅立ちの日、僕はあの子に別れを告げました。
 あの子はとても悲しんでくれましたが、森の入口まで
 一緒についてきて見送ってくれようとしました。」
通りは大勢の人が行き交い、時折子供たちが叫びながら
二人の側を走り抜けていった。
落ち着いて話せるような場所では無かったが、白ネコは
青年の話に耳を傾けた。

「深い霧の中を二人で歩いていったんです。
 普段妖精さんはこんなふもとまで降りてくることは
 ないのですが、あの子は僕についてきてくれました。
 もうすぐ森の出口に着くとき、あいつが…。」
ぐっと力を入れたような声を出し、青年は言葉を詰まらせた。
「僕たちの前に、大きな獣人が現れたんです。
 体中に真っ黒な羽根が生えていて、素早いやつでした。
 片目が潰れていたのを覚えています。」
「真っ黒な羽根?」
白ネコは気にかかり考えてみた。




 


グロウベルグ〔S〕はグスタベルグ戦線エリアにある土地で
そこで活動している獣人はクゥダフ族と呼ばれる
甲羅を持った亀の獣人がほとんどである。
羽根は生えていない。
「その獣人はヤグードだったってこと?」
白ネコは意外そうな顔をし、青年を見た。

ヤグード1

「おそらくそうでしょう。なぜヤグードがそこにいたのかは
 分かりませんが、とにかくそいつがあの子を
 捕らえ、僕を気絶させ逃げました。
 これがその時落ちていたものです。」
そう言い、青年はカバンから黒い物を取り出した。
それは黒く艶のあるヤグードの羽根だった。
「それで、あたしにそのヤグードを見つけてその妖精を
 取り戻して欲しいってわけね?」
「はい、ぜひお願いします…。」
腕組みをし、椅子を漕ぎながら白ネコは青年に話した。
「ヤグードなんて、この世界にはうじゃうじゃいるからね。
 そいつだけを探し出すなんて、ちょっと無理っぽいと
 思うんだけど、何か手はあるの?」
「あります!」
白ネコの質問に、青年は即答した。
「片目が潰れていることも一つの特徴ですけど
 僕は倒される前にそいつにアスフォデル の花のエキスを
 付けたんです。その花は、濃厚な芳香を放つ、黄色いユリの花で
 サンドリアでは「楽園の不死の花」と呼ばれていて
 強い匂いの香水の材料にもなっているんです。」
「なるほど、その匂いをぷんぷんさせているやつが
 妖精をさらったやつってわけね。」
椅子から立ち上がり、白ネコは青年に手を差し出した。
そしてニッと笑い白い歯を見せた。
「いいよ、協力してあげるよ。その妖精を助けに行こう。」
青年の顔がパッと明るくなり、白ネコの手を取り立ち上がった。



                                 つづく!
[2009.02.26(Thu) 08:53] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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