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2009年03月01日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
襲いかかるHippogryph(ヒッポグリフ)を何とか撃退した
二人だったが、その騒ぎを聞きつけた別のHippogryphが
こちらへ近づいてくるのが分かった。
相手にしていられない…。
ミスラとエルヴァーンの二人組は、一目散にその場から
走り去った。
辺りは夜の闇に染まり、視界は良くはなかった。

グロウベルグ〔S〕1

その暗闇の中、何とか先へと進めたのは、妖精のフラスコの中から
指差しで道順を教えてくれるPixieのおかげだった。
「どこへ向かおうとしてるのかな。」
白ネコは小高い岩の上で周囲を見渡しながら、足もとで
休憩している青年に聞いてみた。
空には星が瞬き、月の光が木々の隙間からこぼれていた。
「多分、この子の仲間たちの所だと思います。
 僕は偶然辿り着いたけど、この子にはそこがどこにあるのか
 分かるのでしょう。」
冷え切った体を焚火で暖めたかったが、目立ちすぎるという
ことで青年は我慢をし、ぶるっと震えた。

しばらく進んでいくと、ぼんやりと霧がかった所へとでた。
不思議な花々が咲き、甘いいい香りが漂っていた。

グロウベルグ〔S〕2

目的の場所は、何となく近いと思えた。



霧が晴れた…。

いつの間にか闇夜も明け、柔らかな光が差していた。
「まだ夜なのに!?」
白ネコは空を仰ぎ、ぱちくりとまばたきをした。

リン…♪

どこからか、鈴の音が聞こえたようだった。
実際にはそのような音はしておらず、白ネコの心に
響いたものだったのかもしれない。

「ここですよ、妖精さんたちの家は。」
青年も周囲を見て、嬉しそうに言った。

リン…♪

また鈴の音のようなものが聞こえ、二人の前に光が集まった。
それは次第に形になり、一人のPixieになった。

Pixie1

『ありがとう…。』

その妖精は笑ったかのように見え、二人の周りを飛んだ。
そしてある一点を指差した。
「川上に何かあるのかな?」
二人は顔を見合わせ、その地点へ歩いてみた。
そこには美しい滝があり、水しぶきがキラキラと輝いていた。

グロウベルグ〔S〕3

「ここで解放してほしいって、この子が…。」
青年は妖精のフラスコを取り出し、中のPixieに微笑んだ。
「意思疎通ができてるんだね。あたしには分からないや…。」
白ネコはお手上げの仕草をし、成り行きを見守った。
「この時代にはよく見かけたこの子たちも、僕たちの時代では
 見ることがなくなりました。
 それは冒険者が権力や物欲に捕らわれて、純粋な心を
 失ってしまったからかも知れません。」
青年は澄んだ青空を見ながら語り出した。
「僕たちの時代にも、ひょっとしたらこの子たちは見えないだけで
 どこかにいるのかもしれません。
 冒険者が純粋な、初心に還ればこの子たちも姿を現すの
 かもしれませんね…。」

妖精のフラスコの蓋を開けると、また鈴の音が聞こえた気がした。

リン…♪

『ありがとう…。』
『ありがとう…。』

いつの間にか、二人の周りをたくさんのPixieが飛んでいた。
解放されたPixieも青年に近寄り、お礼を言ったようだった。

Pixie2


その美しく、神秘的な泉の事を、白ネコはずっと
忘れることはなかったという…。



[2009.03.01(Sun) 09:25] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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