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2009年03月06日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
松明の灯りを頼りに、薄暗い通路を先へと進んだ。
白ネコはその通路の出口から顔だけ出し、様子を
うかがってみた。
そこには1匹のモーグリが箱の上に乗り、ウトウト
しているように見えた。

ノマドモーグリ


「あ~ぁ、今日もヒマクポ~…。」
時折目を覚まし、パタパタと羽ばたく。
「倉庫番のお仕事は退屈すぎるクポ~。」
間の抜けた声をあげ、大アクビするモーグリに
気づかれないよう、白ネコはこっそり後ろから近づいた。
そして逃げられないよう、そっと重力の魔法をかけた。
「お客さんクポ?いらっしゃ…クポポ~~!!」
白ネコの姿に気がついたモーグリは慌てて飛び立とうと
したが、体が重く満足に飛ぶことができなかった。
白ネコはそのモーグリの頭の丸っこいポンポンを掴み
自分の顔にモーグリの顔を近づけた。

「こんにちは。モーグリさん。お久しぶりね。」
優しい声をかけた白ネコだったが、その顔は笑っていなかった。
モーグリは必死に逃げだそうとしたが、頭のポンポンを
掴まれて身動きが取れなかった。
「た、助けてほしいクポ~~!!」
パタパタとあちこちに飛び回ろうとするモーグリを
白ネコはじっと見つめた。
「ねぇ、あなたのご主人…なのかな?あの娘はどこ?」
「あ、アムリタなら、僕に仕事を押し付けてどっか行ったクポ!」
両手を組み、祈るように白ネコに懇願するモーグリは
諦めたのか、ぐったりとした。
「そろそろ戻ってくるはずだから、待っててほしいクポ…。」
そのモーグリの眼は涙でぐしょぐしょだった。




『いい?もし逃げ出そうなんて考えたら
 その頭のポンポン、引きちぎってやるからねっ!』
柱の裏に隠れている白ネコを意識しながら
モーグリは少女の帰りを待った。

しばらくすると、ふんふん♪と鼻歌を歌いながら
少女が現れた。

少女1

モーグリは白ネコに気づかれないよう、表情で後ろに
注意を促したが、少女は気にすることもなくモーグリに
話しかけた。
「なぁに?その顔?相変わらず間抜けな顔ねぇ。」
少女は機嫌が良いのか、大声で笑った。
「それより聞いて!お宝、あの兄弟に渡してきたわ。
 私たちの夢実現までもう少しよ!」
「そ、そう…それは…良かったクポ…。」
変な汗をかきながら話すモーグリに、少女はさすがに
おかしいと感じ始めた。
「さっきから変よ?どうしたの?」
モーグリは少女の背後から、そろりそろりと近づく白ネコを
見て、もうダメだと観念した。


「あ、あんた!いつの間に!?モグ!!」
あっという間に縄でぐるぐる巻きにされた少女は
同じく縛られたモーグリを睨んだ。
「油断したね。これでおあいこ。」
白ネコは側にあった箱の上に座り、二人を見下ろした。
「さぁ、おとなしく南洋真珠を渡しなさい。
 そうすれば解放してあげるから。」
「イヤよ!だれがあんたなんかに!」
少女はべーっと舌を出し、白ネコを挑発した。
一方のモーグリはがっくりとうなだれていた。
「アムリタ…。もうダメクポ…。諦めるクポ…。」
アムリタと呼ばれた少女は、モーグリに頭突きをした。
その衝撃でモーグリは後ろにひっくり返った。
「バカっ!あたし達の夢を忘れたの!?」
「夢?」
白ネコは箱から飛び降り、少女と目線を合わせた。

プイっと目線を逸らす少女と、目を回して気絶している
モーグリを前に白ネコはため息をついた。
「うちの子がどうかしたのか?」
その広場の隅に、一人のガルカが立っていた。

boss1

白ネコもその気配に気づかず慌てた。
相当な使い手らしい…。

「お父ちゃん!」
少女が甲高い声で叫び、助けを求めた。
白ネコは短剣の柄に手をあて、身構えた。



                                  つづく!
[2009.03.06(Fri) 08:55] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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