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2009年03月14日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
その日も、アトルガン白門の競売所周辺は賑わっていた。
いろんな種族の冒険者が、各地で得たアイテムなどを
売買し、静まることはなかった。

白ネコもそこでの取引を終え、ついでに掘り出し物でも
見ようと思っていた。
競売所に出品されている品物をいろいろ見て回るのは
白ネコの楽しみの一つだった。
しかし、今はそれを邪魔されちょっと不機嫌になっていた。

「ホントに向こうへ行ったんだな?」
「さっきから何度も言ってるだろう!」
あまり見かけない衣装を着たエルヴァーンにしつこく
質問されていた。

エルヴァーンの男

「この通りを西へ、アルザビ方面に行ったのを見たよ!」
白ネコは男を競売所広場から誘い出し、西へ指差した。
「ウソをついてるなら承知せんぞ!おいっ!行くぞ!」
男は後方に待機していた仲間と思われるヒュームに声をかけ
アルザビへと走り去った。
その冷たい目に白ネコは嫌悪感を抱き、尻尾を逆立てた。


男達の姿が見えなくなったのを確認した白ネコは
競売所広場に戻り、ある一角の荷物置き場へとやってきた。
「もういいよ。あいつらは行ったよ。」
振り返らずあくまで独り言のように話す。
ガタガタと音を立て、荷物の陰から小さな者達が姿を現した。
「すまない…。助かったよ…。」
「ありがとうございます…。」
その二人のタルタルは白ネコに頭を下げた。

「気にすることはないよ。事情は知らないけど、あいつらの
 態度が気に食わなかったからあたしが勝手にやっただけだから。」
ちらりと後ろを振り向いた白ネコは、先ほどの男達と同じような
衣裳のタルタルと威勢の良さそうなタルタルの姿をみた。
競売所の品物を見ていた時、足もとを走る二人とそれを探す様な
男達を見つけ、咄嗟にかくまったのである。

「たいしたものではないのですが、お礼を…。」
タルタルの少女は、自分のイヤリングを外し白ネコに差し出した。
「いや、いいよいいよ。そんなの受け取れないよ。」
白ネコは両手を振り、拒否するように一歩後ずさりした。
「ま、まぁ、何があったかは知らないけどせいぜい気を付けて
 旅をしとくれよ。じゃぁね。」
タルタルの少女は首を傾げ、一歩前に出た。
もう一人のタルタルの男が、その肩を支えるようにした。
少女の眼は閉じたままだ。
「目が…?」
立ち去ろうとした白ネコであったが、それが気になってしまった。

何事か考えていたタルタルの男が白ネコを見た。

タルタル戦士

「あんたに頼みがある。」
タルタルの少女は驚いたような顔をし、きょろきょろした。
何か深刻そうな二人を見て、白ネコも放っておけなくなり
詳しく話を聞いてみることにした。
『ごめんよ、モグヲ…。またしばらく帰れそうにないよ…。』
心の中でアジトで待っているモーグリに謝る白ネコだった。



                                   つづく!



[2009.03.14(Sat) 08:39] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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