FC2ブログ
TOP > 影が薄いわけじゃないんだ
 ← 海、飛ばされて | TOP | 故郷へ

リストマーク 影が薄いわけじゃないんだ 

2009年03月17日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
太陽が昇るのを待ち、白ネコは一人で港の
様子を見に行った。
海面は靄が立ち、辺りは肌寒かったが、早朝にも
係わらず人は多かった。

港1

船の乗船口からやや離れたところで白ネコは周囲を見てみた。
やはりあの衣装を着た男が何人かうろついていた。
「当然、見張ってるよね…。」
白ネコは身を屈め、素早くタルタル達の元へ戻っていった。


昨晩は、どうやってアトルガンを脱出するかで遅くまで話し合った。
テレポメアでもすれば瞬時にサルタバルタ近くまで飛べるのだが
二人のタルタルは、メアの石を持っていなかった。
それは当然だろう。
舞踏団としては、手駒に逃げられては意味が無くなる為
団員には移動手段や移動に必要になるアイテムを所持させて
いなかった。
「やっぱり船を使うしかないね。」
結局この結論に達したわけだ。
「でも、どうやって?」
「狭いとこや暗いとこは平気かい?」
そう言い、白ネコは部屋の隅にあったレリクアリを見てニヤリとした。

レリクアリ





その日は偶然なのか意図的なのか、マウラ行きの船には
乗客がいなかった。
大きな荷物を地面に置き、受付のガルカからチケットを買った
白ネコに、男が近づいてきた。

舞踏団の男

「おい、あんた。どこに向かうんだ?」
鋭い目つきで睨んでくる男に、白ネコは平然と答えてみた。
「どこって、ここからはマウラしかいけないだろう?
 あたしはこれから行商に行くんだ。邪魔しないどくれ。」
港の係から借りた台車に、大きな荷物を乗せ船に向かおうとした。
男はその前に立ち、行く手を阻んだ。
「ちょっと!どいておくれよ!」
「悪いがその中身を確かめさせてもらう。」
言うが早いが男は白ネコの荷物を調べ始めた。
「な、何するんだ!」
いくつかの荷物の中に、大きなレリクアリを見つけた男は物も言わず
開封した。

その中には、たくさんの食料品や着替え、特産品などが入っていた。
「やめてくれよっ!訴えるぞ!」
白ネコは男に怒鳴りつけ、箱の蓋を閉じた。
男はそれ以上荷物を調べることもなく、白ネコをじろじろ見ていた。
「まったく…。」
ぶつぶつ言いながら白ネコは台車を押し、船に乗船した。

『うまくいったかな…。』
ちらっと後ろを振り返り、白ネコはにんまりとした。
『もうしばらくの辛抱だからね。』
白ネコはレリクアリに紛れて目立たない行李に向かって
話しかけた。

行李

中からごそごそと音がし、白ネコに答えたようだった。
目立つレリクアリに目を向かせることによって、こちらの行李には
手を触れさせないように仕向けた。
それが上手くいき、胸を撫で下ろした白ネコだった。



                                    つづく!





[2009.03.17(Tue) 08:55] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 海、飛ばされて | TOP | 故郷へ

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://noranyun.blog115.fc2.com/tb.php/63-f38f6693
 ← 海、飛ばされて | TOP | 故郷へ

ぷろふぃ~る。

個人で~た。

最新記事 + こめんと

らんきんぐ

とらっくばっく。

月別アーカイブ

カテゴリ

ついったー

きーわーどらんきんぐ

検索フォーム

いんふぉめ~しょん

QRコード