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2009年03月21日 ()
FINALFANTASY XI * オンラインゲーム
赤く輝く光の柱に飛び込んだ白ネコは、何とも言えない
浮遊感を味わった。
上下の感覚が無く、落ちているのか飛んでいるのか
分からなくなり、一瞬意識が途切れた。

気がつくと、広い草原の上に立っていた。
二人のタルタルも同じところにいるようだった。
「ここは…、メア?いや、ホラの塔?」

ホラの塔

雨が止んだ直後だろうか。
空は青く晴れ渡り、虹が出ていた。
見覚えのある場所にたどり着き、ほっとした白ネコは
その場に仰向けに倒れ込み、どこまでも青い空を見渡した。
『助かった…。』
地面は雨で湿っていたが、その冷たさも心地よく
時折吹くそよ風が土の匂いを運んでくれた。

「シャンテ…!おいっ!しっかりしろ!」
そのアラムの声に飛び起きた白ネコは、二人のタルタルの元へ走った。





アラムに抱きかかえられたシャンテは、真っ青な顔色を
しており、苦しそうに呼吸を繰り返していた。
医療には素人の白ネコでも、異常なことは分かった。
「どうしたの!?」
滝のように流れる汗を拭いてやり、白ネコはアラムを見た。
アラムはカバンから薬のようなものを取り出し、シャンテの
口に流し込んだ。
「カスポニアの毒が…、きっとあんな力を使ったから
 進行が早くなったんだ…。」
薬のおかげか、少し表情が緩やかにはなったが
未だ苦しそうなシャンテを白ネコは背負った。
「ここからならセルビナの街が近い。とにかくそこへ行こう。」
二人は西へと力強く歩き出した。


砂漠を越え、セルビナに入った二人は医者を探した。
幸い小さな診療所を見つけたので、そこへ寄ってみた。
年老いた医者はシャンテを診て頭を掻いた。
「よくここまで持ったもんだ…。」
今は静かに眠っているシャンテを見て薬をアラムに渡した。
「普通ならカスポニアの毒くらいならこれで解毒できるんじゃが
 ここまで衰弱してると効果は期待できんかもしれん。」
「オレも大体わかってる…。」
「つらいの…。」
ポンとアラムの肩を叩き、医者は隣の部屋へと出ていった。


次の日、朝を待って一番の船でマウラを目指すことにした。
シャンテはまだ目覚めない。
アラムはずっとシャンテの傍について、手を握っていた。
白ネコはどうすることもできず、せめて襲ってくるモンスターを
近づけないように常に警戒していた。

マウラに到着した頃は、太陽も沈み夜の暗さが広がりつつあった。
白ネコはシャンテを背負い歩き出した。
「ここにもチョコボがいればいいんだけど…。」
無言でついてくるアラムも、疲れを見せず懸命に歩いていた。
ブブリム半島の街道を進み、タロンギ渓谷に出る。
乾いた風が吹き、砂ぼこりが酷かったが、白ネコ達は歩き続け
ようやく目の前に、サルタバルタの草原が見えてきた。


                                 つづく!


[2009.03.21(Sat) 09:10] スリースターズTrackback(0) | Comments(0)
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